19歳のころ全〇空ホテルのビアガーデンでバイトをしていました。その日は20分ほど早く全〇空ホテルについたので〇民プラザの外のベンチに座ってケータイで時間をつぶしていました。するとぼそぼそした声で『となり座っていいですか?』と話しかけられました。びっくりして声のほうに目線をむけると、、、

こんな感じの顔の中肉中背でタンクトップ、短パン、リュック、透明傘の恰好がほぼ裸の大将のおじさんが立っていました。僕は『ベンチは僕の物ではないので自由に座ればいいんじゃないですか?』と言いました。するとおじさんは半笑いで『友達がいなくてねぇ』と言いながらベンチの端に座りました。端といっても普通のベンチなので真横におじさんがいる感じです。なんかやばい奴かもと思ってケータイを見ておじさん見ないようにいていたのですが、『話し相手がいなくて』などゴニョゴニョはなしかけてきます。適当に相槌を打ちながらも明らかに不自然な状況に気持ち悪さを感じたのでケータイをしまって立ち去ろうとした瞬間に『今何時?』と聞いてきました。僕は腕時計をしていないのでもう一度ケータイを取り出して時間を見ようとしたら、腕時計があると思ったのかおじさんがもう一度『何時?』と言いながらいきなり僕の左手をバッとつかんできました。うわぁーやばっ、と思った僕はあわてて腕を振りほどいて『何すがよ!』と怒鳴りました。するとおじさんは『時間が知りたくて、、、』と言ってきたので『腕時計してないし、そもそも人の手つかむってありえんやろ』といってからケータイを見て時間を教えました。おじさんはそのままヨタヨタと城址公園のほうに歩いていきました。おしまい。