お店にいると、半年に一回位宗教の勧誘の人が来ます。特に何かを信じたり、信じなかったりするわけではないので、勧誘はお断りしてします。そうしたらチラシやポスターを置いてくださいと言われたりするので、それもお断りするのですが、チラシはもう少し厚めで縦に置いたときに折れ曲がらんようにした方が手に取ってもらえるとか、ポスターはそんなでかいと張る場所なくてみんな嫌がるからもっと小さい方が張ってもらえる確率上がるとかアドバイスしたりしています。

確か2018年位だったと思います。その日もいつも通り作業していると、50歳ぐらいのめがねをかけたスーツ姿の男性がやってきました。いらっしゃいませというと、『覚えていますか?昔ベンチの横に座ったものです。』と言いました、、、、、、、、

 

というのは嘘で、いきなり『私は占いを勉強しているもので、飛び込みで占いをさせていただいているのですが占ってもいいですか』と言われました。今だったら面白そう、見てください。と言うと思うのですが、その当時は作品の評価と自分の評価を分けることの重要性みたいなことを勉強してやっていた時代なので、テツオ『占うってことは運命をがあるってことですか?』 占い師『そうですね』 テ『運命ってことはその人がもともと持っているものってことですよね?』 占『そうですね』 テ『そしたら悪いことがあったら全部自分のせいってことですよね?』 占『そうですね』という会話をしました。そのあとテツオは説教をしだしました。『クリエイターに一番重要なのは作品と自分の評価をわけて考えることなんです。作品がダメと言われていっしょに自分も悪いと思っていたら正確な判断ができない。作品がダメと言われても自分を切り離して冷静に判断して修正することが大事なんです。』

占い師『、、、、』テツオ『運命がもともと持っているもので全部自分のせいってことはその考えとは逆になってしまうのでダメなんです。なのでお断りします。』占い師さんはわかりましたと言って帰って行かれました。そうなんです、、、、占い師はその日テツオに説教されるということまでは占えなかったんです。おしまい。